尾崎衣良先生の恋愛漫画「外面が良いにも程がある。」から、第3話「いたい にがい 少しあまい」のあらすじ・ネタバレと感想をお届けします。
このお話は、失恋モノで、痛々しいシーンがありますが、ハッピーエンドで締めくくられます。
「いたい にがい 少しあまい」のあらすじ・ネタバレ
会社の同僚である元カレ・基山の結婚式に参加した実鈴。
2人は半年前まで、半ば同棲生活を送っていました。
ある日、ベッドの中で基山が
「俺、結婚しようと思って」
とつぶやきます。
自分との結婚話だと思った実鈴は、
「結婚?え、何?どうしたの急に?」
と尋ねます。
しかし、ショックなことに
「子供ができてさ
だから、実鈴とも、もうこれっきりにするわ」
と別れを告げられたのです・・・。
実鈴にとっては、まさかの二股のまさかのデキ婚。
でも、基山には学生時代から付き合っている遠距離恋愛の本命の彼女がいて、実鈴は、ただの浮気の相手だったのです・・・。
こんなヒドイ捨てられ方をされた実鈴ですが、基山が会社の同僚とあっては、結婚式に出ないわけには行きません。
結婚式のあと、一人で行きつけのバーに行き、一人、自己嫌悪に陥りながら酔いつぶれた実鈴。
翌朝、目覚めると、そこには隣の課の男性・鳥栖が寝ていたのでした。
その日から、何かと理由をつけては、実鈴の家に入り浸る鳥栖。
実鈴には一切、手を出そうとしない鳥栖でしたが、ある日、2人は関係を持ち、実鈴は、自分の素直な気持ちを吐き出したのです。
そして、ある日、会社で基山と2人になった実鈴。
そのときに、基山が言った言葉が・・・。
「いたい にがい 少しあまい」の感想
「いたい にがい 少しあまい」は、よくある失恋モノの流れで、正直言って、途中までは、あまりおもしろくなかったのですね。
ところが、会社で基山と2人になったときに、実鈴が言われた言葉がありえないくらいヒドイものだったんですよ。
もちろん、その前の二股をかけていて、一方的に別れを告げた時点で、この基山という奴は、クズ野郎だと分かっていたのです(もちろん、イケメンなんですけど)。
でも、「言うに事欠いて、そこまでヒドイことを言うか?」というくらい、ヒドイ言葉を投げかけたんです。
読んでいて唖然としたのですが・・・、このあとは、良い感じで終わっていきます。
第3話「いたい にがい 少しあまい」は、「外面が良いにも程がある。」の中で唯一の失恋モノ。
ですが、他の作品と同じく、読後感はスッキリできますよ!