尾崎衣良先生の恋愛漫画「外面が良いにも程がある。」から、表題となっている第1話のネタバレと感想です。
「外面が良いにも程がある。」第1話のネタバレ
主人公は、瀬高25歳。
「裏の顔」はうまく隠して、愛想よく外面よくしていたほうが、おいしいとこ取りができると考えているイケメンのチャラ男。
元カノにセットしてもらった合コンで、女性陣に点数をつけ「今日は、ハズレだな・・・」と思いつつ、表面上は良い人を装います。
そして、「優しいんですね・・・」と言う相手に、「はえーよ45点女、イチコロかよ」と心の中でうそぶくような奴なんです。
瀬高が最低点となる20点をつけたのは、メガネをかけていて、髪は後ろでひとまとめにしており、合コンらしからぬ服装で参加していた吉野安貴。
しかし、その彼女があまりにキレイに食事するので、ついつい見入ってしまいます。
それに気付いた元カノが「純情だから手を出したらダメ」と茶化す中、急に帰ると言い出した安貴。
「俺のせい?」
と気にした瀬高は、後を追いかけます。
2人になった瀬高に向けて、安貴は、
「合コンに誘っておいて、人を「純情」と決め付けて、それだから手をだすななんて
バカにしてますよね」
と淡々と話すのです。
これを聞いた瀬高は、
「そんなことない・・・、俺、吉野さん狙いだし・・・」
と言って、翌日、デートに誘うのでした。
しかし、他でもない瀬高自身が、なぜ、そんなことを言ったのか?どうして、デートに誘ったのか、不思議でならなかったのです・・・。
日を空けて、瀬高は安貴をデートに誘うのですが、軽く断られます。
翌日も、その翌日も、いくら誘っても、
「今日は残業です」
と冷たい仕打ちを受ける瀬高は、もしかして、自分はフラレタのか?と落ち込むのです。
そして・・・。
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外面が良いにも程がある。
「外面が良いにも程がある。」第1話の2つのどんでん返し
「外面が良いにも程がある。」には、2つのどんでん返しが待っています。
一つは良くあるパターンで「うん、うん。来た、来た」とにやけながら読みましたが、もう一つは、かなり意外なものでした。
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「外面が良いにも程がある 。」の感想
この物語のおもしろいところは、何と言っても2つめのどんでん返しですね。
合コンのあとの
「バカにしてますよね」
という言葉を口にした安貴は、なかなかの女性だなと思いましたが、終盤になって見えてくる彼女の本性は、したたかもしたたか、とっても「黒い」んです(笑)。
安貴を合コンに誘ったくせに、小ばかにした元カノなんて、軽~く手玉にとられてるんですよねぇ。
この意外などんでん返し、読んでて、ほんとスカッとしました。
でも・・・、よくよく考えてみたら、安貴という女性のしたたかな本性って、かなり怖いんですよねぇ。
「あの人、おバカなフリして、ホントにバカなんですかね?」
というセリフは、瀬高じゃなくても、びくっとするものがありました(笑)。
2つのどんでん返しが楽しめる「外面が良いにも程がある。」には、読後の爽快感とともに、女の本性の怖さがかいま見られる面白い作品です。
こちらは、電子コミックのみで楽しめます。
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