まるいぴよこ先生の漫画「整形中毒の女」のネタバレ・あらすじと感想です。
タイトル通り、キレイになりたいと整形手術を繰り返す悲しい女性の不幸な物語です。
「整形中毒の女」のネタバレ・あらすじ
「整形中毒の女」の主人公は小島咲希。
残念ながら、ブスに生まれついてしまった彼女は、子どもの頃から自分の顔が嫌いで仕方ありませんでした。
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OLになった咲希ですが、誰もまともに相手をしてくれず、暗い毎日を送っていました。
そんな彼女は、ひとつの目標があります。
それは、整形手術をしてキレイになり新しい人生を始めること。
そのために、がんばってお金を貯めていたのです。
家族の反対を押し切って上京し、整形手術を受けた咲希。
目はふた重にし、小鼻を小さく、鼻やアゴ先もキレイに整えたのです。
すぐに彼氏ができると期待した咲希ですが、いっこうに声はかかりません。
それどころか、事務のパートで働き始めた職場では、同僚たちから、
鏡を見てニヤついたり、ひとり言を言っているのがキモイ
自分の顔を気にして自意識過剰
などと言われていました。
そして、「整形をしているのでは?」と思われるようになってしまいました。
顔が不自然
バランスが変
エラが張った顔を全体的に直さないと本当にキレイになれないと思った咲希は、会社を辞めて、さらに整形手術を受けようとします。
ところが、訪れた病院では、これ以上の手術は危険だと言って拒否されます。
別の病院で、アゴの骨を削り、目も大きくしてもらった咲希は、今度こそキレイになったと思うのです。
お金がなくなった咲希は、ホステスを始めました。
店の女の子たちが、誰も整形手術をしていると聞いた咲希は、更に整形を繰り返していくのです。
そして、咲希の顔は・・・。
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「整形中毒の女」の感想
「人間、中身が大事」と言いますが・・・、実際は、見た目のほうが大事だったりしますよね。
男性だって、ルックスがよいほうが何かと有利。
それが女性なら、なおさらです。
なので、整形手術をしてでも、キレイになりたい、若さを保ちたいという気持ちになるのは、よく分かります。
特に「整形中毒の女」の主人公・咲希は、子供のころから自分の顔がイヤで、それが大きなコンプレックスでしたから、
キレイになることが人生の目標
となってしまったのですね・・・。
だけど、咲希は、キレイになることに、あまりにも縛られてしまい、やりすぎてしまったのです。
そして、とても悲しいことになってしまいます。
整形大国と言われる韓国では、女性のみならず、男性も整形手術を受ける人が本当に多いそうです。
しかし、なかにはやりすぎてしまって、大変なことになるケースも。
テレビのドキュメント番組で、ときどき、整形手術をやりすぎて、取り返しがつかなくなった人のことが放送されていますが、咲希の場合は、まさにそれだったのですね・・・。
「整形中毒の女」にも描かれていますが、整形手術には危険が伴うもの。
それを知っていながら、「キレイになりたい」と整形手術を繰り返してしまう、悲しくも切ない不幸な女性の物語でした。
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