草野誼先生の復讐漫画「愚者の皮」、感想その3です。
とんでもないブスになってしまった主人公・あよが、自分を裏切り捨て去った夫・英馬。
イケメン、エリートで超心優しいはずだった英馬は、数々の暴言・名(迷)言を発します。
第1話から豹変していく英馬にポイントをあてて、彼が発した様々な言葉をご紹介します。
「愚者の皮」英馬の暴言・名(迷)言(上巻)
治ってしまったってことは・・・、これ以上よくならないってことか・・・
交通事故にあって、顔にケガをしたあよ。
英馬は、あよの傷が心配して声をかけたとこと、あよは、
「お医者さんも治りが早いっていってたわ・・・」
と答えたのです。
それを聞いた英馬は、
「治ってしまったってことは・・・、これ以上よくならないってことか・・・」
と落胆します。
まさかの一言、あよは思わず聞き返しますが、
「いや!何でもないよ」
ととぼける英馬でした。
近寄るな!おぞましい!!あっちいけ・・・!!
整形手術の失敗で、とんでもないブスにされてしまったあよ。
そんなひどい顔を英馬に見られたくないあよは、ずっと避けるようにしていたのですが、ガマンできなくなった英馬は、夜、あよのベッドに忍び込みます。
そこで、はじめてあよのブスな顔を見てしまい、嘔吐したあと、
「近寄るな!おぞましい!!あっちいけ・・・!!」
とひどい暴言を投げつけたのです。
おまえの顔なんて、見たくないのに!
家から出て行った英馬がイタリアンレストランで働いたことをつきとめたあよは、彼に会いに店に行きます。
あよの顔を見た瞬間、またもや英馬は嘔吐し、そして、
「どうしてきたんだ!!
おまえの顔なんて、見たくないのに!」
と叫んだのです。
それまであよは、英馬は自分のすべてを愛してくれていると思っていたのに、実は顔だけしかみていなかったことを思い知らされ、呆然とするのでした。
ブスは社会の害悪だーーーっ!!
英馬が働く介護ステーションに入り込んだあよ。
そこで、英馬が自分の夫であること、自分が醜くなったため棄てられたことを曝露したのです。
泣き叫ぶあよに、ガツガツと蹴りを入れながら、英馬は、
「おまえなんか、あよじゃない
この醜いばけものめ」
「これ以上、僕の美しい思い出を汚すな!
醜い顔を晒すな!!」
「美しくない女なんて女じゃない!!
ブスは社会の害悪だーーーっ!!」
と、とんでもない暴言を吐き続けるのです!
この様子をみていた介護ステーションの運営者は、英馬にすぐに出て行くよう命じます。
しかし、あよは、まだ復讐したりないと感じるのです。
あよが醜く壊れてしまったのなら、新しいあよをこの手で創ればよい
街を歩いていた英馬は、地味な女のこと出会います。
彼女の顔を見て、かつてのあよの面影を感じた英馬は、
「あよが醜く壊れてしまったのなら、新しいあよをこの手で創ればよい」
と、彼女を育てようとするのです。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「愚者の皮」上巻で、夫・英馬が発した数々の暴言・名(迷)言、いかがでしたか?
超ラブラブだったあよがブスになったとたん、暴言の限りを尽くします。
着ていたコートを、「寒いだろう」とホームレスにあげてしまうような心優しい(おバカな?)英馬とは思えない暴言、本音のオンパレードで、ものすごいぶっ飛び方です。
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