「うなぎ鬼」第3巻・完結編のネタバレ感想。最後のどんでん返しもぞっとするサイコホラーの傑作

「うなぎ鬼」第3巻のネタバレ感想をお届けします。

ジワジワとした恐怖と主人公のある種の滑稽さが感じられるサイコホラー漫画「うなぎ鬼」、完結編となる第3巻では、ぞっとするどんでん返しも楽しめます。


うなぎ鬼

「うなぎ鬼」の第3巻のあらすじ

金融会社の借金取立てとデリヘル・ドライバーとして働く倉見。

「自分は死体の運搬をさせられているのではないか・・・」

ジワジワとまとわり着く恐怖感を、精神的に癒してくれていたのが、デリヘル嬢のミキ。

彼女に言われるまま、お金を渡していた倉見であったが、ミキがホストくずれと組んで美人局をやるようなアバズレであることと、倉見から金を騙し取ろうとしていることを聞く。

ある日、デリヘルの移動車に置き忘れられたミキの携帯電話のメールを見て、倉見は自分が騙されていたことを確信する。

自分のメールを見られたことを知ったミキは、それまでのしおらしい態度を一変させ、倉見に向かって「キモいんだよ!ぶたが!!」と口汚く罵る。

頭に血が上った倉見は、車内でミキに乱暴をはたらき、勢い余ってミキを死なせてしまう。

どうしたらよいか分からなくなった倉見は社長に連絡をとる。

現場にやってきた社長が向かった先は、「黒牟」の「マルヨシ水産」。

そこで、ミキの亡き骸の処分を依頼するのであった・・・。

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「うなぎ鬼」の第3巻のネタバレと感想

自分はヤバイものを運ばされているのではないか・・・、疑心暗鬼が恐怖心となっていた倉見ですが、ミキを殺めたことで、皮肉にも真相を知ることになります。

しかし、その真相よりも、自分がやってしまったことを悔やみ、そして、周囲の目におびえるのです。

そんな中、死んだはずのミキからメールを受け取ります。

これ、普通の状態だったら、なりすましメールだってすぐに分かるはずですし、倉見もはじめは疑っていましたが、罪悪感でいっぱいの倉見はすぐに騙されるんですよね。

そして、ミキは生きていたと信じ込んだ倉見は、大きく安堵し、誠心誠意謝ろうと決意するのですが・・・、その先にはワナが待っているんです。

それと、逃亡した富田から連絡があって、ミキの話題となり、彼女の出所が「黒牟」だったことを聞かされます。

漫画を読んでいる側だと、「お、これは絶対になにかあるぞ」と思う描写なんですが、当の倉見は、なぜかスルーしてしまうのです。

それでも、富田が亡くなったことを知らされた倉見は、さすがにミキに関係していると考え恐れおののきます。

しかし、心の葛藤があってついにミキと会う決心をするのです。

ここから一気にクライマックスに突入していきます。

さらにネタバレとなりますが、倉見は罰を受けるのですが、すんでのところで事なきを得ます。

そして、マルヨシ水産がやっていること、黒牟のことを知るのです。

こうやってハッピーエンドを迎えるかと思いきや、最後の最後に起きるどんでん返しには、倉見ならずともぞっとする怖さが。

サイコホラーならではの嫌~な感じで終わるのです。

「うなぎ鬼」第3巻では、ひとつのキーワードが出てきます。

それは、社長の家にあった掛け軸の言葉、

「鬼なるか 人なるか 心眼の有るか無きか」

です。

このキーワードは、実は「うなぎ鬼」全体を通じて発せられていたメッセージだったんですが、最後の最後の場面でもミッチリと効いてきます。

ジワジワっとした恐怖と驚愕のラストが味わえる「うなぎ鬼」。

全3巻と手軽な長さ、スピード感のある展開、読むものの恐怖感をあおる演出、どれもが素晴らしいサイコホラーの傑作です。

未読の方は、ぜひ一度、お読みになってはいかがでしょうか?

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