「走馬灯株式会社」のネタバレと感想。自分に起きる出来事だと考えると後味の悪い漫画

こんにちは。

今回は、菅原啓太先生の「走馬灯株式会社」のネタバレ・感想です。



走馬灯株式会社

走馬灯って何?

その前に、走馬灯ってご存知ですか?

走馬灯(走馬燈・そうまとう)とは灯籠の一種で、二重のワクを持ち、内側のワクの軸に貼った人や馬の絵が、外側のワクがスクリーンとなって、回転しながら映し出されるものです。

人は亡くなるとき、自分が生まれてから今までの大量の記憶を、ほんの短い時間に思い出すそうです。

この現象を「走馬灯を見る」と読んでいます。

「走馬灯株式会社」という漫画では、自分のこれまでの人生を映像として見ること、つまり「走馬灯を見る」ことがテーマとなっているんですね。

「走馬灯株式会社」の軽いネタバレ

ふとしたことから走馬灯株式会社にたどり着いた人々。

ここで自分が生まれてから今までの人生を見ることで、とても不思議なできごとに巻き込まれていく。

「走馬灯株式会社」の話のスタイルは、オムニバス形式で多くは前後編の2話制となっています。

が、中には1話だけでサクッと終わるものもあれば数話で描かれているものも。

取り扱っているジャンルは様々で、サスペンスが多めですが、ホラーっぽいものや心が和むものもあります。

そしてストーリーのオチは、やるせないものや救われないものも多く、読んだ後、うつうつと尾を引いて、後味の悪い漫画なのです

話の都度、登場人物は異なりますが、走馬灯株式会社の主任・神沼という女性が、ナビゲーター役で出てきます。

イメージ的には、タモリが出てくるTVドラマ「世にも奇妙な物語」に近い世界観ですね。

「走馬灯株式会社」の感想

「走馬灯株式会社」では、さまざまなパターンの作品が掲載されており、さまざまな結末となりますが、共通していることは、自分の過去を「映像」として見ることにあります。

(中には、今現在を他の人が見るパターンもありますが・・・)

自分の過去を「映像として見る」ことをイメージしたら・・・。

どんな気持ちになりましたか?

楽しかったことや嬉しかったことなら、何度でも見たいと思います。

でも、イヤだったことやつらかったこと、悲しかったことは、見たいとは思わないですよね。

こういったマイナスの思い出を見るのは、ほんとうにイヤなもの。

まして、自分自身が今まで知らずに過ごしてきたことで、それも自分の人生が(悪いほうに)ひっくり返るような重大なことだったら、絶対に見たくないですよね?

「走馬灯株式会社」では、なかば強制的に「知りたくなかった過去(=事実)」を知らされるお話がたくさん出てきます。

この過去、なんとなく自分もあてはまるんじゃないか?って思えるものが多いのです。

で、本当に自分に起きた出来事だったら、「うわぁ、いやだなぁ」では済まされないエグイ内容がいっぱいなんですね。

自分自身に当てはめながら読むと、後味の悪さはハンパじゃないですよ。

「走馬灯株式会社」は、人間のエグイ部分を見たいという方、心理的に残酷なストーリーを読みたいという方におすすめです。

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