「クロコーチ」の軽いネタバレ。未解決事件と警察の闇を描く漫画

こんにちは。

今回は、漫画「クロコーチ」の軽いネタバレです。

日本の警察の捜査能力は、世界でもトップクラスといわれており、特に凶悪犯罪では犯人はほぼ間違いなく逮捕されています。

しかし、中には逮捕はおろか、犯人の特定にも至らず、時効を迎える事件もあります。

これらは迷宮入りとか未解決事件と呼ばれています。

漫画「クロコーチ」では、これらの実際にあった未解決事件をテーマとしながら、社会や警察組織の闇が描かれています。


クロコーチ

「クロコーチ」の軽いネタバレ

主人公「黒河内」

「クロコーチ」っていう漫画のタイトルを見ただけでは、「ん?、何?」って思いますよね。

「クロコーチ」の主人公は、某県警察本部捜査二課に勤務する「黒河内」という名前の警部補。

つまり、漫画のタイトルは主人公の名前なんですが、「クロコーチ」の文字の並びを入れ替えると、「コクローチ」。

そう、ゴキブリにもなるのですね。

この「黒河内」、名前の通りの悪徳警官で、政治家や実業家なんかの弱みを握っては、それをネタにゆすりをかけ、大金をせびり取っています。

警察上層部は、彼の恐喝行為に気づいていますが、証拠がないので手が出せないのです(ちょっと考えたらあり得ない話なんですが、まあ、漫画ですので・笑)。

準主人公「清家」

物語の準主人公として「清家」という管理官が登場します。

国家公務員上級職のキャリアです。が、影が薄すぎると言うか、出番が多い割には、あまり活躍しません。

ただ、清家の父親も元警察官で、物語のテーマである未解決事件に深く関わっていたのです。

そして、だんだんと役割が重くなっていきます。

最初はありきたり

物語の最初は、黒河内の悪徳ぶりからスタート、次いで犯罪の疑いがある現職県知事の捜査へと移っていきます。

このあたりまでは、正直、ありきたりというか、そんなにおもしろくないんですよね。

なので、途中で読むのをやめる人もいるんじゃないかと思います。

三億円事件との関わり

話が進むにつれて、警察の闇組織の存在、そして、三億円事件との関わりが出てきます。

三億円事件とは、1968年に発生した強盗事件。

もう50年も前の事件ですが、被害額が巨額だったのとともに、犯人が「白バイ警官」の扮装をしていたことで大きな話題になったものです。

犯人は現職警察官の息子だったのではと言う疑惑、その息子が早々に自殺をしたという出来事があり、遺留品や目撃者が多々いるものの、未解決のまま時効を迎えた事件です。

あまりに謎が多いので、ときどき、ドラマ化されたりドキュメンタリー番組が放映されていますね。

「クロコーチ」では、三億円事件の犯人を現職警察官としており、このお金を元手に警察内部に闇組織がつくられます(といっても中身は互助会で、悪い奴はほんの一部ですが・・・)。

そして、この闇が少しずつ暴かれていきます。

警察庁長官狙撃事件

三億円事件の次にテーマとなるのが、警察庁長官狙撃事件です。

現職の警察トップが狙われた事件、当時はオウム真理教によるテロ事件の直後であり、世の中が騒然となります。

そして、この事件の犯人も、元信者の警察官が一度は逮捕されました。

後に証拠不十分で釈放されましたが、現職の警察官が犯した犯罪として、世の中ビックリ?!となりました。

さらに、謎の多いインテリ老人が、別の犯罪(ピストル強盗)で収監中に、自分が狙撃犯だと自白し、かつ、犯人しか知りえない情報を知っていたにも関わらず、なぜか不起訴となっています。

そして、時効の日、記者会見に臨んだ公安部長が「犯人はオウム真理教です」と断言して、大問題となりました。

この実際の発言、「クロコーチ」では納得の展開となっています。

このように、謎(闇)が多い警察庁長官狙撃事件に、黒河内がまたまた汚い手を使いながら絡んでいくのです。

おわりに

ダークミステリーとされる「クロコーチ」。

三億円事件、警察庁長官狙撃事件、帝銀事件と謎(=闇)の多い未解決事件をテーマにしており、送り手側の事件の仮説が読み取れるもの。

ほんとうに読み応えのある大人向けの作品です。

ご興味のある方は、ぜひ、どうぞ!

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